
回路図
持ち歩けてコンセント不要なDC±3V電圧源を自作してみました!
直流-3V~+3Vの電圧信号をツマミで可変して出力できるような装置が欲しくなりました。
出力電圧を正負反転させるには、乾電池と可変抵抗を直列に繋いだだけでは難しいです。
しかし可変電圧源やシグナルソースは高価だし、コンセント不要な(乾電池で動く)ものも中々ない。
そこで、可変レギュレータを使った回路で自作しました。
材料
- LT3080ET … 2コ (秋月電子で500円くらい)
- 〃用ヒートシンク
- 1MΩ可変抵抗 … 1コ (秋月電子で40円くらい)
- 〃用ツマミ
- 1uFセラミックコンデンサ
- 基板、電池ボックス(単三×4直列)、ネジ類、ケース
合計で\2,000-いかないくらいです!
回路
回路はこんな感じです。
1つの可変抵抗に2つのLT3080ETを接続することで、2つのLT3080ETからの出力電圧を戦わせています。
出力電圧は (左のLT3080ETのVo2) と (右のLT3080ETのVo2) の差になるので、
左の出力の方が大きい時は正の電圧を、右の出力の方が大きい時は負の電圧を出力することができます。
もちろん、両方の出力電圧が釣り合えば出力電圧は0Vになります。

実測
安定して取り出せる電流は±0.150Aくらい。
定格電圧は±3.5Vくらいですが、接続される側の入力インピーダンスが大きければ±5Vくらいまで出せます。

僕の用途では十分な性能のものができました。よかったですね。